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一昨日、『すいか』の再放送が終わった。『野ブタ。をプロデュース』の脚本家コンビ、木皿泉がメインとなり、向田邦子賞を受賞した2003年の連続ドラマだ。 「ハピネス三茶」という下宿の4人の女性たちの物語──小林聡美演じる信用金庫のOL、ともさかりえの漫画家、浅丘ルリ子の大学教授、市川実日子の大家さんという4人組である。 全然関係ないけど、妻がよく読んでいる桐野夏生の小説も『OUT』を筆頭に女性4人組が多いらしい。この布陣は、女性を描くのにいいフォーメーションなのだろうか? ちなみに『すいか』においては、 ・小林聡美……3億円横領して逃亡中の元同僚(小泉今日子)やガンになった母親など、主に「同性関係」のストーリー担当 ・ともさかりえ……金子貴俊演じる恋人(?)や猫の「綱吉」(?)、最終回でストーカー犯罪をやめさせた男子高校生など、主に「異性関係」のストーリー担当 ・市川実日子……父親に当てて日記を書いているナレーターであり、狂言回し ・浅丘ルリ子……若い3人のメンターだが、まだまだ若々しく、最後に「ハピネス三茶」を出て行くのはこの人 という布陣になっている。脚本と演技のアンサンブルもなかなかである。 一方で男4人組といえば、これまた一昨日DVD第7弾が発売になった『水曜どうでしょう』があるのだが、こっちはノンフィクションだし、長年のあいだに微妙に役割分担が変わってきている。『すいか』というドラマも、海外のシットコムのように何年もつづいたら、あるいは何か大きな変化があったかもしれないのだが、現状の日本のテレビドラマにおいて、それは望むべくもない。 1480『空飛ぶモンティ・パイソン3』 ・2006年6月18日(再見・字幕・DVD) シリー・ウォークにガンビーズやブラックメイルなど代表作が出揃うシーズン2の前半。 1479『インサイド・マン』☆☆☆★ ・2006年6月16日(初見・字幕・新宿武蔵野館1) 期待が大きすぎたので点が辛い。話の折り返し点でジョディ・フォスターを現場に乗り込ませるプロットの捻りと、2つの小さなトリックの合わせ技がポイントだが、全体の8割が水面下に隠れている感じで、最後の15分にすべてが慌しく動き出すのは稚拙。冒頭の「独白」も大して効果を上げていない。残念ながら『華麗なる賭け』にはならなかった。 1478『ポセイドン・アドベンチャー』☆☆☆★★ ・2006年6月15日(再見・吹替・TVカット版) 磯部勉による比較的最近の吹替版だった。ポセイドン号が解体を急ぐ老朽船でその最後の航海だったことはすっかり忘れていた。海底地震はクレタ島付近で起こる。男6・女4の10名が3ヶ所の山場を経て、男2・女2に減る。機関室まで水没した通路を抜けていくプロセスと、警察官ロゴの妻の実にあっけない死がスコット牧師に最後の決断をさせる。 1477『山の郵便配達』☆☆☆☆ ・2006年6月6日(初見・字幕・BS2) 1980年代の湖南省。223キロを3日で歩く郵便配達が父から息子に引き継がれる。「次男坊」という犬のおかげで父は息子の最初の旅に付き合う。お互いに相手の存在が大きく見えたり小さく見えたりするのが手に取るようにわかる傑作。開巻15分で父に帰れといった息子は、父を背負って川を渡り、呼び方も「あなた」から「父さん」に変わる。 1476『トリック 新作スペシャル』☆☆☆★ ・2006年6月4日(初見・ドラマ・TV) 映画の番宣とはいえ「ゴールデン洋画劇場」枠で再放送するとはね。ユニットバスで溺死するトリックは無茶苦茶だが、被害者にストローを持たせて「藁をも掴む」と見立てたのは面白い。「廃棄物燃料電池」を巡る動機の告白は「金田一少年」的。冒頭のテレビ収録中に細木的占い師の予言どおり心臓発作で人が死ぬトリックは最後までわからなかった。 1475『13デイズ』☆☆☆★★ ・2006年5月30日(初見・字幕・BS2) 1962年10月のキューバ危機。歴史が変わらないことはわかっていても、5人の子持ちのケニー・オドネル特別補佐官が「太陽が昇った」と安堵する気持ちが伝わってくる。軍部の動きや、フルシチョフのメッセージを懸命に受け取ろうとする駆け引きは面白い。ブルース・グリーンウッドのケネディは当たり役。白黒画像の使い分け方が意味不明だ。 1474『エターナル・サンシャイン』☆☆☆★★★ ・2006年5月29日(初見・字幕・DVD) なるほどクレメンタインの髪が3色あることの意味が最後にわかった。ラクーナ社に記憶消去を依頼したものの中止したくなり、記憶を守るために「記憶図」に登録されていない思い出に逃げようと主人公が動き出すところでストーリーが「うねる」。眠っている主人公の周りで好き勝手に作業をしていた面々の動向がストーリーをひっくり返すのも見事。 1473『ザ・ヒットパレード 芸能界を変えた男・渡辺晋物語 後編』☆☆☆★★ ・2006年5月27日(初見・ドラマ・TV) 1472『ザ・ヒットパレード 芸能界を変えた男・渡辺晋物語 前編』☆☆☆★★ ・2006年5月26日(初見・ドラマ・TV) 矢島正雄脚本、鈴木雅之演出、柳葉敏郎と常盤貴子が晋・美佐夫妻を演じるが、陣内孝則の「植木等」、安倍なつみ・麻美の「ザ・ピーナッツ」がいい選択。「辻商店」を中心としたオープンセットとCGの組み合わせ、毎夜「炬燵会議」が行われていた渡辺邸、旧フジテレビ社屋のCGなどがよくできている。椙山浩一と青島幸男は同級生だったらしい。 1471『パトリオット・ゲーム』☆☆☆★★ ・2006年5月25日(再見・字幕・BS2) 美しい脚本。25分でロンドンでの裁判が終わりショーン・ミラーがライアンへの復讐を決意する。45分でライアンの妻子への報復が始まり、士官学校で教鞭をとっていたライアンは60分でCIAに復帰。85分で渡米するホームズ卿がライアン邸に招待されることがわかり、90分で戦場のライブ中継開始。お手本のようなシナリオでラストもいい。 〔☆の読み方〕 ▼偉大なる先人・双葉十三郎さんの『ぼくの採点表』(全6巻)の方式を完全に踏襲しています。 ☆(20点)★(5点)計算で☆☆☆☆☆が満点ですが、それは「ありえない」ことになっています。 ☆☆☆☆以上=ダンゼン優秀 ☆☆☆★★★=上出来の部類 ☆☆☆★★=見ておいていい作品 ☆☆☆★=同上 ☆☆☆=まア水準程度 ☆☆★★★水準以下だが多少の興味あり ☆☆★★以下=篤志家だけどうぞ |
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