アクセスカウンタ

パワードブック4 映画の「パタン・ランゲージ」

プロフィール

ブログ名
パワードブック4 映画の「パタン・ランゲージ」
ブログ紹介
◆電源を入れて読む本
 「パワードブック」 powered by 川口世文
◆映画コラム
 【全米映画興行成績】
 【映画2000本ノック】
 【ジェイムズ・ボンドの基礎知識】

をお届けします。
心はいつも──“No Fiction, No Life.”
help リーダーに追加 RSS

【映画暦38週目】『アイアンマン』はアメコミ映画の「業界標準」

2008/09/28 22:46
Side-A先週末の【全米映画興行成績】(2008年38週目)
★1位New Lakeview Terrace
$15,004,672(上映館2,464/平均$6,090/累計$15,004,672/制作費2000万ドル)
★2位@ Burn After Reading
$11,028,257(上映館2,657/平均$4,151/累計$36,135,221/制作費3700万ドル)
★3位New My Best Friend's Girl
$8,265,357(上映館2,604/平均$3,174/累計$8,265,357/制作費2000万ドル)
・・・・・
★9位@@@@ACBBF The Dark Knight(邦題「ダークナイト」)
$2,915,174(上映館1,905/平均$1,530/累計$521,890,027/制作費1億8500万ドル)
(情報提供 Box Office Mojo

Side-B最近の【映画2000本ノック】(1796)
1796『アイアンマン』☆☆☆★★★(劇場鑑賞24本目)
・2008年9月27日(初見・字幕・渋東シネタワー)
@『ウォンテッド』の半分の大きさのスクリーンで上映していたのだが、客の入りは見事に当たっていた。北米興収では「第4の男」といっていいこのヒーローは、スーパーマンとバットマンの中間的な設定。『ロボコップ』リメイクの話が浮上しているのもむべなるかな。内容的にも「業界スタンダード」的な出来栄えで「普通に」面白い。
A2時間を3部構成(アフガンからの脱出、スーツの開発、黒幕との戦い)にしているのでディテールは細かく描かれているがストーリーにきめ細かさがなく、『スパイダーマン』の脚本のように印象に残るプロットもないのが欠点といえば欠点。
Bそれにしてもロバート・ダウニー・ジュニアがこんな風に脚光を浴びるとは思わなかった。アイパッチをつけたサミュエル・L・ジャクソンのカメオ出演は逆に興ざめだったが、「アベンジャーズ」のような企画は『ダークナイト』とは方向性の違う「アメコミ映画の新たな展開」として興味深い。
記事へトラックバック / コメント


【映画暦37週目】『ウォンテッド』は「弾道」だけでなく「ストーリー」も曲がる

2008/09/23 22:10
Side-A先々週末の【全米映画興行成績】(2008年37週目)
★1位New Burn After Reading
$19,128,001(上映館2,651/平均$7,215/累計$19,128,001/制作費3700万ドル)
★2位New Tyler Perry's The Family That Preys
$17,381,218(上映館2,070/平均$8,397/累計$17,381,218/制作費:不明)
★3位New Righteous Kill
$16,288,361(上映館3,152/平均$5,168/累計$16,288,361/制作費6000万ドル)
・・・・・
★7位@@@@ACBB The Dark Knight(邦題「ダークナイト」)
$4,128,153(上映館2,191/平均$1,884/累計$517,792,764/制作費1億8500万ドル)
(情報提供 Box Office Mojo

Side-B最近の【映画2000本ノック】(1794〜1795)
1795『ナイト・ウォッチ』☆☆☆
・2008年9月23日(初見・字幕・ぽすれん)
@早速ティムール・ベクマンベトフ監督の出世作を観てみる。マカロニ・ウェスタンに倣っていうなら「ボルシチ・マトリックス」といったところか。それにしてもこの2本後にはハリウッドで撮っているのだから展開が早い。
A光と闇の勢力が停戦協定を結び、今でも双方の協定違反を監視しているというのは面白いが、どうして光の側だけがバンパイアの生き方に許可を与えられるのかとか、118年ぶりの巨大な「呪われた渦」がなぜあんな理由で発生したのかとか、アントンは結局息子をどうしたかったのかとか理解できない点は多々ある。
B香港映画でいえばジョン・ウー的な存在か。次回作がこのシリーズの完結編になるのだとしたら、「ハリウッド的」を乗り越えた「ロシア映画」にしてほしい。

1794『ウォンテッド』☆☆☆★(劇場鑑賞23本目)
・2008年9月20日(初見・字幕・渋東シネタワー)
@しがないサラリーマンが超人的な能力に目覚める「直球」の話かと思ったら、弾丸だけでなくストーリーも曲がる。とはいえ『ベスト・キッド』的な訓練を乗り越えて「フラタナティ」という組織の一員になる前半は恥ずかしくなるぐらいストレートな展開で悪くない。
A多分に『マトリックス』的な話なのだが、同じ映画オタクが作っても頭でっかちな話にならず、妙に「肉感的」なのが面白い。どんなダメージも回復する「風呂」の設定が一役買っている。
Bそれにしてもアンジェリーナ・ジョリーが「旬」を過ぎてしまった。もはやハイビジョンには耐えられまい。双子の出産の前か後かわからないが、あと数本が見どころだ。その後はミシェル・ファイファー的な年齢の重ね方になっていくのだろう。

▼ついでにYahoo!エンタテインメントニュースから。黒澤作品に関しても今や誰も「直球」を投げない。

黒澤明“最後の未映像化脚本”『黒き死の仮面』が劇場アニメとして映画化
9月21日14時17分配信 オリコン
没後10年が経過し、2010年に生誕100周年を迎える故・黒澤明さんが77年に脚本を執筆しながらも映像化されていない“最後の未映像化脚本”『黒き死の仮面』が劇場アニメとして映画化されることがわかった。世界市場に向けた日本のエンターテインメントのプロデュースを行うロウタス株式会社の公式ホームページで発表されたもので、黒澤プロダクションの協力の下、日本、アメリカ、シンガポールなどの4社の共同製作体制でプロジェクトを進め、2010年に劇場公開される予定だという。
同作は、エドガー・アラン・ポーの短編小説『赤き死の仮面』を原作とし、77年に黒澤さんと脚本家・井手雅人によって共同執筆された。黒澤さんが監督し、アカデミー賞外国語映画賞した『デルス・ウザーラ』に続く作品として、ロシア映画として企画され、20世紀初頭のロシアを舞台に、死の伝染病の蔓延によって極限状態に追いやられた人間の本性を描くサスペンス作品。
黒澤さんは生前、日本のアニメーターを起用して、この『黒き死の仮面』を映画化することを望んでいたというだけにどのようなアニメーション作品に仕上がるのか注目したい。
また、黒澤の代表作『羅生門』がハリウッドで『羅生門2010』としてリメイクされることも発表。アメリカの小さな町を舞台に、著名なビジネスマンの殺人と上流社会に属す夫人への暴行をベースとし、設定は変えながらも、原作の精神を表現する作品となる予定だ。
記事へトラックバック / コメント


【映画暦36週目】『相棒』脚本家対決!古沢良太『ゴンゾウ』VS櫻井武晴『越境捜査』

2008/09/15 22:46
▼テレビ朝日のドラマに、ここまで興味を引かれてしまう自分に、一抹の不安を感じている今日この頃──。

Side-A先々週末の【全米映画興行成績】(2008年36週目)
★1位New Bangkok Dangerous
$7,783,266(上映館2,650/平均$2,937/累計$7,783,266/制作費4500万ドル)
★2位@@@ Tropic Thunder(邦題「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
$7,230,710(上映館3,446/平均$2,098/累計$96,541,629/制作費9200万ドル)
★3位@@@@ACB The Dark Knight(邦題「ダークナイト」)
$5,515,119(上映館2,575/平均$2,141/累計$511,997,658/制作費1億8500万ドル)
(情報提供 Box Office Mojo

Side-B最近の【映画2000本ノック】(1792〜1793)
1793『越境捜査』☆☆☆★
・2008年9月13日(初見・ドラマ・TV)
@サブタイトルが「土ワイ」並みに長くて「警視庁VS神奈川県警 捜査エリアの盲点を突く警察幹部連続殺害計画!」笹本稜平原作、櫻井武晴脚本、村川透監督。
A警視庁捜査協力係(いわゆるケイゾク)の鷺沼と横浜署の宮野が14年前の横領事件で行方がわからなくなった12億円が警察の裏金になったという疑惑を追う。アヴァンタイトルですでにその疑惑が提示されるのでスペシャルドラマの後編から観ているようなテンポの速さを感じる。違法車両の処分方法、保管所そのものの存在がトリックに使われる。
B柴田恭兵の年のとり方はロジャー・ムーアに似ている。かいがいしく料理を作ったりする寺島進はいつもよりセリフが多くて違う一面を覗かせているが、やっぱりドカジャンは手放せない。

1792『ゴンゾウ 伝説の刑事』☆☆☆★★
・2008年9月12日(初見・ドラマ・全10回)
@古沢良太脚本の刑事ドラマ。3年前の事件のトラウマから自殺未遂を起こし、捜査一課から井の頭署の備品係になった「伝説の刑事」の再生の物語。きちんと完結しているのでできれば「シーズン2」はやめてほしい。
Aまず全10話の構成が面白い。1話目では人情刑事ドラマと思わせていきなり最後に事件発生。その後4話までは事件の背景が多角的に語られ、さまざまな人間関係が描かれるも、5話目で凶器となった幻の拳銃「イカズチ」(制式拳銃としてニューナンブに負けたという設定)の存在が浮かんできてから話は急展開し、6話で犯人逮捕。さらに7話では「3年前」の事件にいったん戻って(北京オリンピック対策か?)、残り3話でそれまでの7回のエピソードが(インコの一羽に至るまで)すべて結びついて真犯人逮捕へとなだれ込む。たった1つの事件を1クールひっぱるだけでもすごいのに、引いた「伏線」を徹底的に活用する貪欲さは『キサラギ』を遥かに上回る。
B本当はもっと評価が高いのだが、最初から高い点にすると後が困るし、残念ながら真犯人は登場した時点でほぼわかってしまう。また、個人的に画竜点睛を欠いているように感じたのが、ゴンゾウが愛した女性を演じた池脇千鶴がミスキャストだったこと。本人のせいではないのだが、この辺がまだまだテレビ朝日ドラマの弱いところだと思う。
記事へトラックバック / コメント


【映画暦35週目】黒澤明没後10年

2008/09/13 22:32
▼早くも10年。10年前自分が何をしていたかというと、それは【映画1000本ノック】の中に無慈悲に記録されていました。嗚呼、十年一日──。

0256『スター・トレック2 カーンの逆襲』
・1998年9月6日(再見・吹替・TV)
冒頭の「コバヤシ丸」のシュミレーションは絶対に助かる見込みのない「死と向き合う」訓練プログラムだが、カークはかつてプログラムそのものをつくり変えて危機を脱した。だが彼はそれが死と向き合うことを避けてきただけだと気づく。15年間彼を恨みつづけてきたカーンと自分の息子の突然の登場に「提督」カークは老いを感じ「疲れた」と嘆く。スポックの最期は彼なりのコバヤシ丸に対する回答でもあり、何より「ジェネシス」が死から生を生みだしてみせる。よくできた脚本である。忘れていたのは「リモコンコード」。ジェネシスの「月を作りかえる」CGは今でもすばらしいが、結局それが最後に生み出したのは惑星なのかそれとも恒星系なのか不明。コンソールのデザインはランプが点滅する古いイメージ。放映中に「黒沢明監督死去」の第一報。

Side-A先々週末の【全米映画興行成績】(2008年35週目)
★1位@@ Tropic Thunder(邦題「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
$11,518,611(上映館3,473/平均$3,316/累計$83,852,435/制作費9200万ドル)
★2位New Babylon A.D.
$9,484,627(上映館3,390/平均$2,797/累計$9,484,627/制作費7000万ドル)
★3位@@@@AC The Dark Knight(邦題「ダークナイト」)
$8,622,879(上映館2,750/平均$3,135/累計$502,293,926/制作費1億8500万ドル)
(情報提供 Box Office Mojo

Side-B最近の【映画2000本ノック】(1785〜1791)
1791『黒澤明のすべて 七人の侍はこうして作られた』
・2008年9月7日(初見・ドキュメンタリー・BS2)
1991年6月放送分の再放送。ナレーションは土屋嘉男、黒澤明本人も含めてまだまだ「生き証人」がたくさんいるし、全部で4ヶ所に分けて撮影された「村」も、すべてのロケ地がきちんと確認されている。今と比べるとていねいな作りに感じられるが、そもそも「没後10年」を憶えていてくれただけNHK−BS2はマシだと考えることにしよう。

1790『七人の侍』
・2008年9月6日(初見・邦画・BS2)
チャンネルを合わせたらすでに侍探しは始まっていたが、結局最後まで観てしまった。今夜も日本のどこかで誰かがカルチャーショックを受けているかと思うと実に小気味いい。

1789『よみがえる巨匠の製作現場 〜野上照代が記録した19本の黒澤映画』
・2008年9月6日(初見・ドキュメンタリー・BS2)
@同じ「没後10年黒澤明特集」でも、1週間前の橋本忍のインタビュー番組(黒澤映画の脚本家としてしか扱わない)よりもずっといい出来。何より現場で大量に書き込まれた「台本」が「画」になっている。
A伊丹万作の紹介で大映の「記録」になって『羅生門』を担当した「偶然の出会い」から「黄金の時代」「苦悩する巨匠」「『影武者』そして『乱』」「別れ」の5部構成。
Bゲストも紅谷愃一、加藤武、出目昌伸、仲代達矢、小泉尭史が登場するがずいぶん「生存者」が減った。時期的にもタイミングのいい企画だった。

1788『相棒W 桜田門内の変』☆☆☆★
・2008年9月2日(初見・ドラマ・TV)
@こちらはシーズンW最終回。未見だった。SETの先輩である小倉久寛をメインゲストに迎えたせいか、かなりのブラックコメディになっているのだが、最後までそのトーンが貫かれたとはいい難い。
A容疑者が所持していた青酸カリが警視庁内に保管され、それが1人を狙った3つの犯罪を同時に引き起こす。2度あることは3度あると気づくのが杉下右京の凄いところ。
B戸田恵子演じる亀山薫の「姉」の存在も、彼女が2人の入籍にどう関わったのかも知らなかったのでかなり新鮮だった。これでしばらく「安定期」に入る。

1787『アイ・アム・レジェンド』☆☆☆★★
・2008年8月31日(初見・字幕・ぽすれん)
@全編ウィル・スミスの一人芝居のようなもので、誰もいないニューヨークに犬と暮らす生活の「小品さ加減」がいい。CGの威力の一つは「あるはずのものがない世界」を作り出すことで製作者も金の掛け方をわかっている感じ。これはニューヨークじゃなきゃね。
A実際、アクション映画としてもホラー映画としてもこじんまりとしている。余計な説明もほとんどないし、いらない。
BDVDにはおまけで全4話、合計20分ほどの「バンドデシネ」が付いている。『LOST』と同じWebドラマだが、これが実写だったらな。

1786『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』☆☆☆★(劇場鑑賞22本目)
・2008年8月30日(初見・字幕・渋谷TOEIA)
@TVアニメーションシリーズの最初の数話をまとめたものらしい。TVアニメにしては力が入っているが、これを100話観たいかといわれるとちょっと苦しい。てっきり実写のシリーズになると思っていたので残念。
Aジャバ・ザ・ハットの「息子」が誘拐され、分離主義派と共和国のそれぞれが救出を請け負う。その「息子」がちょっと愛くるしくて笑ってしまった。アナキンの「パダワン」になるアソーカもきちんとキャラを確立しているが、本編で必要とされる役どころではない。
Bアニメのタッチは散々議論したのだろうから特に文句はいわないが、残念だったのは音楽の編曲が中途半端だったことで、これで完全に入れ込みようがなくなってしまった。唯一「やっぱりスター・ウォーズなんだな」と感じたのが意外にも「宇宙の黒さ」。確かに「バックグラウンド」だけは同じなのだ。

1785『相棒W 閣下の城』☆☆☆★★
・2008年8月30日(再見・ドラマ・TV)
@第1話2時間スペシャルの再放送。きちんと観ていなかったし、シーズンZで寺脇康文が卒業するニュースの直後なので記録。
A第1シーズン最終話以来の長門裕之・津川雅彦兄弟の演技合戦だけでなく、輿水泰弘脚本らしい話のひねり方と「魔性の女」の描き方が楽しめる。
B思えば「亀山薫」はシーズンVのころから、1シーズンを貫く大きな「うねり」を担う役回りだったわけで、シーズンYのラストですでに伏線は敷かれていたのだ。
記事へトラックバック / コメント


【映画暦34週目】『相棒』プロデューサーの決断

2008/08/31 14:28
▼下記のような記事を見ると、いつのまにか「テキスト(作品そのもの)」よりも「コンテクスト(作品を巡る外側の文脈)」の方に興味がある自分に気づいて血が騒ぐ。やはり、「モノを作るコト」よりも「モノの作り方を知るコト」が好きなのかな。

それにしてもこの英断、「吉」と出るか、「凶」と出るか楽しみだ。最低限、シーズン7の話題性と、映画化第2弾(スピンオフではなく)への興味を倍増させたことは間違いない。だが、長期的に見れば、これこそがシリーズの「折り返し地点」になるのかもしれない。

Side-A先週末の【全米映画興行成績】(2008年34週目)
★1位@ Tropic Thunder(邦題「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
$25,812,796(上映館3,319/平均$7,777/累計$36,845,588/制作費9200万ドル)
★2位New The House Bunny
$14,533,702(上映館2,714/平均$5,355/累計$14,533,702/制作費2500万ドル)
★3位New Death Race
$12,621,090(上映館2,532/平均$4,984/累計$12,621,090/制作費4500万ドル)
(データリソース Box Office Mojo

▼以下、Yahoo!エンターテインメントニュースから。
寺脇康文「相棒」を卒業…どんな形で?引き際は殉職?
8月29日17時1分配信 夕刊フジ
テレビ朝日系の人気刑事ドラマシリーズで、映画も大ヒットした「相棒」。主演の俳優、水谷豊(56)とコンビを組む俳優、寺脇康文(46)が、10月スタートの「相棒 シーズン7」を最後にドラマから卒業することになった。
8年間続く人気シリーズで、寺脇は水谷演じる杉下右京の相棒で熱血人情刑事の亀山薫に扮してきた。主役級人気キャラクターの卒業がドラマ放送前に明らかになるのは異例。制作者サイドがドラマのリアリティーを追求した結果という。寺脇は「寂しいですが、卒業まで一生懸命演じていきます」と全力投球の構えだ。
「太陽にほえろ!」など刑事ドラマで人気キャラクターが消えるときは、殉職、異動、退職などが通例だ。亀山刑事はどんな形で「相棒」の世界から去るのか…。


「相棒」新シリーズでコンビ解消へ
8月29日11時54分配信 デイリースポーツ
テレビ朝日・ABC系人気ドラマ「相棒」で主演を務める俳優・水谷豊(56)と寺脇康文(46)が、10月スタートの新シリーズ(日時未定)を最後に8年間組んできたコンビを解消することが28日、分かった。物語の設定上、寺脇が演じる亀山薫が、所属する警視庁特命係から離れるためという。水谷が演じる杉下右京とともに、数々の難事件を解決してきたが、それも見納めとなる。
番組は00年6月に「土曜ワイド劇場」で放送され、その後02年10月に連続ドラマ化された。今春には、劇場版が公開され大ヒット。絶頂期での“卒業”に寺脇は「確かに寂しいし、ファンの皆さまからは『早い』という声も聞こえてきそうですが…とにかく卒業までの1日1日、しっかり『亀山薫』を一生懸命演じていきます」とコメント。
ただ、亀山の去り方やその後の身の振り方、さらに相棒を失った右京、特命係の行方など、物語上の設定などは未定という。


寺脇康文「相棒」亀山薫を“卒業”
8月29日9時38分配信 日刊スポーツ
テレビ朝日系人気ドラマ「相棒season7」(10月スタート、水曜午後9時)で、亀山薫(寺脇康文)が杉下右京(水谷豊)の元を離れることが28日、発表された。放送前にネタを明かすのは異例。殉職か栄転か退職なのかなど、具体的な内容は未定。松本基弘チーフプロデューサー(45)は「隠したかったが、情報漏れを避けたかった。視聴者への礼儀としてきちんとお伝えした方がいいと思った」と説明した。00年6月に単発の2時間ドラマとして始まった「相棒」は、昨年10月期の「season6」で平均視聴率16・1%とシリーズ過去最高を記録。今年5月公開の映画も370万人を動員し、44・3億円の興行収入を挙げた。「今まで2人の間に手を入れてはいなかった。映画も当たって絶頂期の今こそ、第1ピリオドとして薫の人生も考えるべきだと考えた」(松本氏)。
共演の水谷は「新たな世界を目指す節目を迎えたと言うことでしょう。いずれにしても正式な辞令が出るまでは、特命係としていつものように事件解決に向かいましょう」。寺脇は「気持ちよく卒業させていただくことにしました」とコメントした。


寺脇が「相棒」卒業!「一生懸命演じます」
8月29日8時1分配信 サンケイスポーツ
テレビ朝日系刑事ドラマシリーズ「相棒」で人気の俳優、寺脇康文(46)が、10月スタートの「相棒 シーズン7」を最後にドラマから卒業することが28日、発表された。8年間続く同シリーズで、主演の水谷豊(56)と名コンビを組む刑事、亀山薫に扮してきた寺脇は「寂しいですが、卒業まで一生懸命演じていきます」と全力投球を表明。殉職、異動、退職か…去り際は視聴者をハラハラさせそうだ。
ドラマの初回から、特命係として水谷演じる天才的頭脳を持つ杉下右京の相棒を務めてきた熱血人情刑事が、「相棒」から姿を消す。
今年で9年目に突入する長寿ドラマは、5月に劇場版を公開し、興行収入44億3000万円の大ヒットを記録。過去にも“右京と薫”は特命係の解散、免職など数々の危機を乗り越えてきたが、今回のコンビ解消は真実。人気絶頂期にある薫の卒業は衝撃的だが、松本基弘チーフプロデューサーは「たくさんの人に愛される作品だからこそ、ワンパターンではなく想像できない困難な展開で視聴者におもしろがってもらいたい」と異例となるドラマ放送前の主役クラスの卒業を発表した。
その裏にはエリートの捜査一課から警視庁の“窓際部署”である特命係に8年も在籍する薫の心の変化を考慮。「物語のリアリティーを追求した時、薫なら“このままでいいのか?”と考えるはず」と松本Pはシーズン4から転機を考えていたという。
卒業を告げられた寺脇は「えっ!」と絶句したが、意図を知って納得。「制作サイドが亀山薫、そして寺脇康文のことを真剣に考えてくれる思いを受け止め、気持ちよく卒業します」と寂しさを隠して決意を語った。水谷は右京になりきって、「亀山君も新たな世界を目指す節目を迎えたということでしょうか。辞令が出るまでは事件解決に向かいましょう」とエールを送る。
最も気になる寺脇のラストについて松本Pは「ドラマは6カ月続くので、いつ、どのような形で卒業するかは放送を見てのお楽しみ」と極秘をアピール。ならばと、薫の未来を大胆予想!
(1)刑事ドラマ「太陽にほえろ!」のように殉職。
(2)古巣の捜査一課に異動し、右京と敵対するエリート刑事に出世。
(3)無類のコーヒー好きだけに、ブラジルに渡ってコーヒー農園を開く。
などと妄想は尽きないが、何より「相棒」から相棒が消えてドラマは成立するのか。そして右京に新たな相棒が現れるのか。ともあれ、シリーズは続くとのお墨付きなので、ファンの皆さんご安心を。


寺脇康文、相棒を“卒業”
8月29日8時0分配信 スポーツ報知
テレ朝系ドラマ「相棒 season7」(10月スタート、水曜・後9時)で寺脇康文(46)演じる亀山薫が“卒業”することが28日、分かった。
制作側は殉職、異動、“新相棒”の出現など詳細は秘密にしたが「映画がヒット後、初のテレビ。今が絶頂期でも刑事ドラマの型にはめないのが愛された源」とマンネリ化回避の処置と説明。寺脇も納得したという。5日に初回2時間スペシャルの収録を終え「亀山薫の生き様を皆様の目に焼き付けて」と寺脇。8年間コンビを組んだ杉下右京にふんする水谷豊(56)は「正式な辞令が出るまでは、特命係としていつものように事件解決に向かいましょう」とコメントしている。


『相棒』新シリーズをもって寺脇康文が水谷豊とのコンビを“卒業”
8月29日5時0分配信 オリコン
俳優・寺脇康文が、水谷豊とのコンビで難事件を解決していく人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)を卒業することが28日(木)わかった。同作は10月より新シリーズ「season7」がスタートするが、寺脇の出演は同シリーズが最後に。放送前に主要キャストの卒業発表は異例だが、同局プロデューサー・松本基弘氏は「社内外から批判があったが、リアリティを追求するには亀山(寺脇)は去らなければいけない」と説明し、寺脇も承諾。「亀山薫の生き様を、皆様の目に焼き付けて頂ければ」と最後まで全力で演じきることを宣言した。
同作は、00年に『土曜ワイド劇場』の一作品として産声を上げた。02年には連続ドラマとしてスタートし人気が定着、今年のGWに公開された映画『相棒―劇場版―』も08年度上半期上映作品として興行収入・観客動員数ともに1位という大ヒットを記録した。
優秀なキャリア組でありながらも、その“変人”ぶりが災いし、出世コースから外れた杉下右京警部(水谷)と、警視庁のリストラ対象にされた上に、杉下と組まざるを得なくなった亀山薫巡査部長(寺脇)。“人材の墓場”とまで言われた特命係に追いやられてしまった2人の活躍を描く。寺脇演じる亀山の卒業について松本プロデューサーは「(ドラマ設定では)“変人”杉下の下について6人の刑事が辞めていった。常にリアリティを追求してきた作品だし、さらに進化をするために決断しました。賭けですね、ハッキリ言って」と苦渋の決断であったことを明かす。
松本プロデューサーから直接“卒業”を言い渡された寺脇。当初は困惑したようだが「亀山薫のこと、俳優・寺脇康文のことをとても大事に、そして真剣に考えてくれているその“思い”を受け止め、気持ち良く卒業させて頂くことにしました」と、今回の決断に対し前向きに共感した。8年間に渡って“相棒”としてコンビを組んできた水谷にとっても、今回の寺脇の卒業は、まさに寝耳に水。だが「確かに今や亀山君も特命係に流されて2人が出会った頃の僕の年齢になりますしね。彼の更なる進化を期待します」と“相棒”の新たな門出を祝福した。
ファンにとって気になるのは、具体的な“卒業方法”。これまでの刑事ドラマといえば、壮絶な“殉職シーン”が通例だが、松本プロデューサーは「こればかりは観てのお楽しみとしか言えないのでご了承下さい! ですが『相棒』は、これまでの刑事ドラマに捉われない形で制作してきたので、卒業に関しても期待して欲しい」と胸を張る。亀山が卒業してもシリーズはそのまま継続し、タイトルもこれまで通り『相棒』のままだという。松本プロデューサーは、具体的な明言を避けたが、新たな“新・相棒”の登場も予感させるものがあり、新シリーズ「season7」に俄然注目が高まる。
ドラマ『相棒 season7』は、10月より毎週水曜日、夜9:00より放送開始(初回は2時間SP予定)。
記事へトラックバック / コメント


【映画暦33週目】一回り年下の評論家に「想像力」について教えられる

2008/08/25 21:58
『ゼロ年代の想像力』(宇野常寛著・早川書房)という本に、「ゼロ年代の想像力(特にサヴァイヴ系)」を体現する作品として挙げられていたのを読んで、とりあえず最後まで話を押さえておくかという気になり、『デスノート』を観た。久しぶりにこの種の本を手にとったが、個人的には「木皿泉」という脚本家の位置づけをきちんと教えてもらって満足しました。なかなか面白い本です。

Side-A先々週末の【全米映画興行成績】(2008年33週目)
★1位New Tropic Thunder(邦題「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
$25,812,796(上映館3,319/平均$7,777/累計$36,845,588/制作費9200万ドル)
★2位@@@@ The Dark Knight(邦題「ダークナイト」)
$16,379,293(上映館3,590/平均$4,562/累計$471,082,150/制作費1億8500万ドル)
★3位New Star Wars: The Clone Wars(邦題「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」)
$14,611,273(上映館3,452/平均$4,232/累計$14,611,273/制作費:不明)
(データリソース Box Office Mojo

Side-B最近の【映画2000本ノック】(1782〜1784)
1784『デスノート:リライト2 Lを継ぐ者』☆☆☆★
・2008年8月24日(初見・邦画・TV)
@今度はアニメ版の後半。原作はLが死んで以降読んでいなかったので、なるほどこういう終わり方だったのかという感じ。連載を延ばすのに苦労した痕跡がある。そういう意味で映画版の構成の方が正しかったのかもしれない。
Aまたここでもデスノートの「複製」がプロット上重要な意味を持つのだが、実際そんなに簡単に複製が作れるような代物なのだろうか。記載のルールが「英語」だったりすることを含め、ディテールの足元が弱い。
Bハリウッドでリメイクされたらそうした些細な点も気にならなくなるなるのだろうが、まるで『ダークナイト』の「ジョーカー」のような感じの夜神月は主人公足りえるのか?

1783『デスノート the Last name』☆☆☆★★
・2008年8月17日(初見・邦画・レンタルDVD)
1782『デスノート 前編』☆☆☆★
・2008年8月17日(再見・邦画・レンタルDVD)
@最大の難点は「前編」でそれまで犯罪者しか殺していなかった夜神月が、自分を邪魔する者にも手をかけるという「一線を越えた瞬間」がきちんと描かれなかったことにある。
A予想に反して「後半」はうまく話を終結に導いている。「第2のキラ」の予期せぬ登場と、計算されつくした「第3のキラ」の登場は実に巧妙なプロットだが、やはりラストが弱い。
Bデスノートは3冊登場するので、それぞれに書かれた「ラストネーム」がある。そのバランスも悪くない。正確を期せば題名は「the Last three names」なのだろうが。
記事へトラックバック / コメント


【映画暦32週目】「邦画」と「洋画」、「TV」と「映画」を往還した夏休み

2008/08/23 13:30
Side-A先々週末の【全米映画興行成績】(2008年32週目)
★1位@@@ The Dark Knight(邦題「ダークナイト」)
$26,117,030(上映館4,025/平均$6,488/累計$441,628,497/制作費1億8500万ドル)
★2位New Pineapple Express
$23,245,025(上映館3,072/平均$7,566/累計$41,318,736/制作費2700万ドル)
★3位A The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor(邦題「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」)
$16,490,970(上映館3,778/平均$4,365/累計$71,048,920/制作費1億4500万ドル)
(データリソース Box Office Mojo

Side-B最近の【映画2000本ノック】(1776〜1781)
1781『セックス・アンド・ザ・シティ』☆☆☆★(劇場鑑賞21本目)
・2008年8月16日(初見・字幕・ワーナーマイカル浦和美園)
@テレビシリーズをほとんど観てないが、4人の絶妙な関係もわかるし、ファンの期待に応えた脚本もわかるし、日本のドラマが安易にパクっていることもよく理解できた。
Aシリーズ開始から10年経ち、全員40代の設定なのでそれなりに限界に達した感もある。なぜか最年長のキム・キャトラルがいちばん若く見える。
Bラストまであと5分ぐらいのいちばんいいところで落雷により上映が中止。映画館で料金を払い戻してもらったのは、長い映画人生でも初めて。でもラスト5分の急展開で悲劇に変わるような映画ではない。

1780『蟲師』☆☆☆★
・2008年8月15日(初見・邦画・ぽすれん)
@百年前の日本や「蟲」の設定は妖怪ともファンタジーとも違うニッチな感じだが、新鮮なイメージがある。もっともこれは原作の力だろう。
A「阿」と「吽」の2種類の蟲にまつわる話にいきなり入っていく感じはいいのだが、本筋である主人公ギンコと育ての親ぬいの話になると、ギンコのルックスも含め『ゲゲゲの鬼太郎ビギンズ』といった感じで急に脚本が弱くなる。
B「虹蛇」を探す虹郎、蟲を文字に封じ込める淡幽の話も、いいキャストを当てながら十分に描かれず、本筋もわかったようなわからないような結末になる。

1779『キサラギ』☆☆☆★★
・2008年8月14日(初見・邦画・TV)
@『相棒』の、というより『三丁目の夕日』の古沢良太の脚本。かつては三谷幸喜の専売特許のようだった「ウェルメイド」な作りは、今や若手脚本家の「標準装備」になった。
A自殺したアイドルの一周忌に集まった5人の男性ファン。当然のことながらそれぞれの役柄に意味があり、一人ずつその「正体」が明かされていくのだが、5人×各1回=5回では終わらず合計7回の「意外な展開」が訪れる。
Bハリウッド映画であれば『ユージュアル・サスペクツ』のようなタッチにもできるが、今の日本ではこれぐらいの設定の方がリアリティを保てるのだろう。ただし、2001年以前の水準に追いついたに過ぎない。

1778『相棒T』☆☆☆★★
・2008年8月14日(初見・ドラマ・全12話)
@すでに第1シーズンにして、プレシーズンからの大きな飛躍があって驚かされた。基本パターンはほぼ完成されていたといっていい。
A2時間スペシャルで挟む形式。連続したエピソードでもそれぞれの話に一応の完結がある。「武藤かおり」のようなサブキャラも登場し、「浅倉禄郎」の存在も効果的に使われる。
B奇しくもいちばん視聴率は低かったのだが、第4話「下着泥棒と生きていた死体」がターニングポイントだったと思う。3人のライターのうち輿水泰弘と櫻井武晴の違いが鮮明になると同時に、警察内部の不正にも「立ち向かえる」特命係の立ち位置が明確になった。シリーズ物が長続きする秘訣は「永遠のワンパターン」か「振り子の振幅」のどちらかである。その後者が確立されたのだ。

1777『LOST 過去、そして未来へ』
・2008年8月11日(初見・字幕・スカパー)
@『LOST×AXN3時間スペシャル』でシーズン4第1話とともに放送された、これまでのダイジェスト。「白クマ」が出てきた時点で観るのをやめてしまった身としては、ずいぶんたくさんの人間が島にいたもんだなという感想。
A第6シーズンでの終了が決まり、第4シーズンからは「フラッシュ・フォワード」という手法が使われる。これからは撮影の方法だけでなく、作劇の方法においてもいっそうハードルが高くなるが、どう決着するのか興味を煽る戦術としては非常に面白い。
B併せて「ミッシング・ピーシーズ」というWeb用ミニコンテンツ3本(『始まり』『城の中の王』『取引』)も放送された。

1776『HERO』☆☆☆★
・2008年8月11日(初見・邦画・レンタルDVD)
@フジテレビ製作映画の「面白さの担保の仕方」に綻びが見えはじめた。脚本の福田靖の作劇術の限界なのか、キムタクの限界なのかわからないが、既視感のあるウェルメイドな作品になっている。
A不法に輸出された車を追って韓国へ、裁判そのものを横取りしようとする特捜部を追い返し、タモリ演じる花岡代議士を証人喚問する。脚本上の必須通過点は難なく通り抜けているのだがそれが迫力に転じない。
B放火現場の野次馬が写した携帯の写真の中に犯人を見つけようとするのだが、800人以上の対象者を調べたという事実がきちんと描かれていないのもその一端。リアリティとはかくも簡単に崩れ去るものか。
記事へトラックバック / コメント


月別リンク